VPLからRDS 2008のシミュレータ機能を使ってみる(2)
今回は前回の「VPLからRDS 2008のシミュレータ機能を使ってみる(1)(成功編)」に多少、機能を追加してみました。
今回、実験したかったこと
ビジュアル・シミュレーション環境」(Visual Simulation Environment:VSE)を起動し、「DSS Direction Dialog」の方向ボタンを制御してLEGO NXTを動かす。
上矢印キー『↑』:前進
左矢印キー『←』:左回転
右矢印キー『→』:右回転
下矢印キー『↓』:後進
stopキー『stop』:停止
今までの復習を兼ねて、何も見ないで以下のようなVPL図を作ってみたところ、約10分強で作成することができました。
手順の流れは前回の「VPLからRDS 2008のシミュレータ機能を使ってみる(1)(成功編)」を参照にして下さい。
「DSS Direction Dialog」の矢印キーごとに制御内容を変えるため、「SimulatedGenericDifferentialDrive」ブロックパラメータに以下の数値を設定しました。
Dataブロックのパラメータ | LeftWheelPower | RightWheelPower |
Forwards | 0.5 | 0.5 |
Left | -0.5 | 0.5 |
Right | 0.5 | -0.5 |
Backwards | -0.5 | -0.5 |
Dataブロックのパラメータが『Stop』の時は、ConnectionsダイアログでTo:AllStopを指定するので、LeftWheelPower、RightWheelPowerのパラメータ設定はありません。
【動画】
矢印キーごとに動作を変えたので前回よりは若干、制御してる感が出てきました。
ただ、今回のVPL図では一度、Stopボタンを押した後は矢印キーを押しても、以下のようなエラーメッセージがでてしまい、再度LEGO NXTを動かすことができなかったので、次回はこの解決方法を調べてみたいと思います。
エラーメッセージ
SetPower request to disabled drive.