Visual Studio 2008からRDSサービスを作成(1)

ようやく方向ダイアログの実行も成功し、もう少し、VPLを触ってみようかと思っていたのですが、ちょっとそちらは置いておき、今回はVisual Studio 2008からRDSサービスを作成してみました。

いつものように、参考書は『Robotics Developer Studio入門』(9章サービス(P.148)〜)です。


書籍の構成が空のテンプレートを使ってサービスを作るところからスタートし、徐々に機能が追加されていく説明になっているので、とても読みやすいと思います。
ノードとは?サービスとは?とか、ポートとハンドラなど用語がたくさんでてきたのですが、まだうまく自分の言葉で説明ができないので詳細はおいておいて、とりあえず動かしてみました。
おおまかな流れはこんな感じ。

その1.Visual Studio でサービスを作成する。
その2.するとVPLから1.で作成したサービスを呼び出せるようになる。

おおまかすぎですけど。。。

それではやってみます。

  • サービスの作り方

今回はVisual Studio 2008 Professional Editionを使用しています。
(※Microsoft Visual C# 2008 Express Editionでも VS2005でもサービスの作成は可能のようです。)

1.Visual Studioを起動し、新規プロジェクトを作成します。プロジェクトの種類を『Mirosoft Robotics Express』、マイテンプレートは『DSS Service(2.0)』を選択し、適当なプロジェクト名(今回はデフォルトのDSS Service1をそのまま使用)を入力し、保存します。

New DSS Serviceダイアログが表示されますが、よくわからないので何も手を加えずOKを押します。

すると、以下のファイルが作成されます。

  • DSSService1.cs
  • DSSService1.manifest.xml
  • DSSService1Types.cs

2.ツールバーのビルド→DSS Service1でビルドを実行し、正常終了することを確認します。

3.スタート→すべてのプログラム→Microsoft Robotics Developer Studio 2008 Express Edition (以下、RDS 2008 Express Edition)→Visual Programming Language 2008 Express を実行し、Services欄から上記1、2で作成したDSSService1が検索されることを確認します。

以上です。
今回はこれだけ。。。σ(^-^;)

プロジェクトの種類の欄にMicrosoft Robotics Express以外にRoboticsという項目もあったので、Microsoft Robotics Developer Studio 2008(CTP April)(以下、RDS 2008 CTP April)でも実行できるかと思い同様に試したのですが、プロジェクトを作成後フォルダにファイルは作成されてもVisual Studioのソリューションエクスプローラには何も表示されませんでした。

やはり、混在ができないということなんですかね。。。
RDS 2008 Express EditionがリリースされてからRDS 2008 CTP Aprilを触るのもなんですが、LEGO RCXを動かしてみるにはCTP Aprilが必要そうなのです。。。
RDS 2008 CTP Aprilだけインストールした環境も準備しないといけないのかな。。。

RDS 2008 CTP Aprilの段階からRDS 2008 Express Editionになって、テンプレートの種類が変わっているようです。
プロジェクトのダイアログ比較はこんな感じ。

  • RDS 2008 CTP April


  • RDS 2008 Express Edition

次回はこれらの中身についてもう少し、詳しく書けるといいな。。。