VPLで方向ダイアログを使ってみる(成功編)

前回の「VPLで方向ダイアログを使ってみる(失敗編)」でうまくいかなかった原因がわかりました。


【問題のあった箇所】

手順6:『Calculate』と『Switch』を接続し、『Switch』のテキストボックスを選択すると表示されるドロップダウンリストからButtonDirectionを選択します。

手順7:そのままピリオドを入力するとドロップダウンリストが表示されるので、Leftを選択します。

この手順6、7においてSwitchのテキストボックス上に入力する値をButtonDirection.Leftではなく、"Left"とDataブロックと同じ文字列をダブルクォーテーション『"』で括って入力します。
修正後が以下の図です。


これでstartボタンを押して実行後、DSS Direction Dialogの左ボタンを押すと、Service URI:の下に先ほどは表示されなかった「Left」という文字がlogとして表示されます。

現在、以下の3環境をインストールしているマシンで実行をしています。

  • Microsoft Robotics Studio(1.5)
  • Microsoft Robotics Developer Studio 2008(CTP April)(以下、RDS 2008 CTP April)
  • Microsoft Robotics Developer Studio 2008 Express Edition (以下、RDS 2008 Express Edition)

ここまでやるなら、CTP Julyもいれてみたいですけど。。。
もしかしたら、このように異なるバージョンを一つのマシンに混在させると問題があるのかもしれませんが、今のところ実行できているので、問題がでるところまでこの状態で進めてみようと思います。


まずはバージョンの違いによる現象かと思い、書籍で前提としているRDS 2008 CTP Aprilで確認をしてみたところ、同じようにDSS Direction Dialogの左ボタンを押してもLogには何も表示されない結果となりました。
そこで、この混合環境を疑い、RDS 2008 Express Editionのみインストールしてみようと思っていたのですが、インストール時にチュートリアルフォルダがあったことを思い出し、そちらを探してみたところ今回やりたいことに近いサンプルを発見したので、こちらを実行してみました。

チュートリアル(方向ダイアログの使い方)のフォルダ場所】

RDS 2008 Express Editionをインストールしたドライブ:RDS 2008 Express Editionをインストールしたフォルダ\Microsoft Robotics Dev Studio 2008 Express\samples\VPLTutorials\Tutorial4

すると、このままではエラー表示され、DSS Direction Dialogの左ボタンを押してもさらにエラー表示がでるだけで実行できなかったのですが、Switchブロックのテキストボックスでの指定が"Left"となっていたので、試しに先ほど失敗したDirectionDialogtest.mvplも同様に書き換えてみたところ成功しました。



きっとこういうことはヘルプを見ると書いてるんですよね。。。(Θ_Θ)
まだ、どこに何が書いてあるかうまくたどれないので、とにかく動かして覚えていきたいと思います。。。

RDS 2008 CTP Aprilでも、Switchブロックのテキストボックス指定を"Left"と修正したことで、うまく動作しました。
表示画面がRDS 2008 Express Editionと似ているので違いが分かりづらいかと思いますが、タイトルバーに表示されているアイコンが違うことで確認できると思います。


ちなみに「VPLでHello,Robotics Studio」でやったのと同じものがこちらにありました。。。もっと早く確認しておけっていう。。。σ(^-^;)

チュートリアル(Simple Dialogの使い方)のフォルダ場所】

RDS 2008 Express Editionをインストールしたドライブ:RDS 2008 Express Editionをインストールしたフォルダ\Microsoft Robotics Dev Studio 2008 Express\samples\VPLTutorials\Tutorial1

書籍もよく見ると、ButtonDirection.Leftと設定します。と書かれている下の図ではSwitchのテキストボックス上に入力されている値が"Left"になってました。。。
でも、じゃ、ButtonDirection.Leftは何?ってことで、次回の調査課題にします。
あとは、Tutorial4を実行すると赤くなったエラーについてもこのエラーが何なのかを調べてみようと思います。


「VPLでHello,Robotics Studio」に引き続き、とりあえず、動いてよかった(*´Д`)=з